開放弦と五線 — 楽器と楽譜が出会う場所
このサイトは、これまで2つのことを別々に教えてきました。指板 — 手の下で音がどこに住んでいるか。五線 — 音が紙の上でどこに住んでいるか。どちらも同じ響きについての説明であり、この2つが出会うまで、読譜は演奏ではなく翻訳作業のままです。
その出会いの場所が開放弦です。しかも、数はほんのわずかしかありません。
探さなくてもいい音
開放弦とは、どこも押さえずに鳴らした弦のことです。ギターには6本あり、低い方から順に ミ(E)ラ(A)レ(D)ソ(G)シ(B)ミ(E)。ベースは4本で ミ(E)ラ(A)レ(D)ソ(G)。ヴァイオリンも4本で ソ(G)レ(D)ラ(A)ミ(E) です。
これはギターのいちばん低い弦を開放で鳴らしたところ — どこにも指を置いていません。これはミ2(E2)という1つの決まった高さの音であり、五線上にも決まった1つの場所があります。
ヘ音記号の五線の1本下の加線です。ここには「そういう決まりだから信じてください」という部分は何もありません。前のレッスンで説明した格子の上に、その響きが落ちる場所がそこだというだけです。
ピアノには開放弦がありませんが、ここで話していることがピアニストにとって無駄になるわけではありません。ピアノの持っているものはもっと優れています。すべての鍵盤がいつでも使え、他の楽器の人が耳を頼りに探す基準点を、楽器の真ん中で目で見て見つけられるのです。中央のド(ド4)が、開放弦と同じ役割を果たします。
それぞれが落ちる場所
ヴァイオリンの4本の開放弦は、ト音記号の五線にほとんどぴったり収まります。これはレの弦 — 五線のいちばん下の線のすぐ下の間に座っていて、加線はまったく必要ありません。
ラとミは五線の内側にあり、助けが必要なのは低いソだけで、加線2本ぶん下です。4本の弦が1つの五線に収まる。ヴァイオリンの楽譜がト音記号で書かれ、最後までそこから動かないのはこのためです。
さてギターです。いちばん低い弦は先ほど見たミ2で、ヘ音記号の五線の1本下の加線でした。いちばん高い弦はミ4 — そしてそれはト音記号の五線のいちばん下の線に座ります。
6本の弦のうち、両端の2本が別々の五線にある。実際に鳴る高さのまま正直に書こうとすれば、ギターには2つの五線が必要になります。
それなのに、市販のギター譜がまったく違って見える理由
実際には2つの五線を使いません。ギターの楽譜を開けば、そこにあるのはト音記号の五線1段だけです。
からくりは、ギターは実際に鳴る音より1オクターブ高く記譜されるという点にあります。紙の上のすべての音符は、出る音より1オクターブ上に書かれ、その結果、楽器全体がト音記号の五線1つの中に収まり、加線もほとんど避けられます。ベースギターやコントラバスも同じことを、同じ理由で、もっと大きな幅でやっています。
これは秘密ではなく、便宜上の約束事です。これがなければ、あの低いミはト音記号の五線の下に加線7本を必要とし、そんなものを速いテンポで読める人はいません。
このサイトでは、約束事が書く場所ではなく、音が実際に鳴っている場所を描いています。 ですから上の図では、ギターの低いミをヘ音記号の五線の下に置きました。それが実際の高さだからです。どこで鳴っているのかと、どう印刷されるのか — その両方を知っておくことが、あとで実際の楽譜を開いたときに驚かずに済む理由になります。
6つの基準点、あとはすべてその隣人
開放弦を先に覚える意味は、その6音そのものにあるのではありません。楽器上の他のすべての音が、その6つのどれかからの距離で測れる、というところにあります。第1フレットを押さえれば開放弦の半音上、第5フレットなら5半音上です。
すでに知っている音から1手で見つけられる音は、間に合う時間で見つけられる音です。方法論としてはそれがすべてで、開放弦はそのスタート地点となる6つの場所なのです。
よくある間違い
- 弦の名前を音の高さではなく、呪文として覚えてしまう。 「ミラレソシミ」と唱えられることと、4弦がレであること、そしてそのレが紙の上のどこにあるかを知っていることは同じではありません。
- どの楽器でも記譜と実音が一致すると思い込む。 ヴァイオリンとピアノでは一致しますが、ギターやベースでは一致しません。
- 簡単すぎるからと開放弦を飛ばす。 開放弦は他のすべての音を見つけるための基準です。だからこそ、即座に出てこなければ意味がありません。
さあ、弾いてみよう
下の五線は音符を表示し、それを自分の楽器の上で見つけるよう求めます。名前を答えるのではありません。音域は意図的に、開放弦の周辺とその間にある音に絞ってあります。
まずページ上部で自分の楽器を選んでください — 練習は選んだ楽器を表示します。このレッスンの狙いは、2つの図をつなぐことそのものにあるのですから。